ダメ虎を猛虎に変えた、阪神の歴代「優良助っ人」たち (4ページ目)
さらに2003年と2005年の優勝で忘れてはならないのが、投手のジェフ・ウィリアムスだろう。左サイドスローから投げ込むMAX156キロのストレートと切れ味鋭いスライダーを武器に、2005年に藤川球児、久保田智之と『JFK』と呼ばれた強力なリリーフ陣を組むと、阪神の象徴として欠かせない存在になった。
2003年は主にクローザーとして52試合に登板して防御率1.54、25セーブを挙げ、2005年はセットアッパーとなり75試合の登板で防御率2.11、37ホールドを記録した。これらの数字だけを見ても、ウィリアムスの力投がなければ優勝はありえず、貢献度はレジェンドのバースに次ぐものだと言っていいだろう。
阪神の助っ人外国人選手といえば、1997年に年俸3億円で契約しながらわずか7試合の出場で「神のお告げ」と突然引退したマイク・グリーンウェルのように、ハズレ選手のイメージも強い。だが、チームが強く結果を出すときは、バースのような球史に名を残す優秀な助っ人が必ずいるのも特徴だ。
今シーズンの助っ人カルテットも、後年に名を残す存在であることは間違いない。果たして阪神の最終成績はいかに……。
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