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プロ野球解説者7人の「3大ニュース~開幕1カ月編」 (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 小池義弘●写真 photo by Koike Yoshihiro

大塚光二(元西武。昨年まで日本ハム守備・走塁コーチ)

① 大谷翔平(日本ハム)の開幕5連勝
② オリックスの開幕カード3連敗
③ バーネット(ヤクルト)の安定感

「大谷翔平の実力は誰もが認めるところなのですが、投手としてはもう少し苦しむかなと思っていました。彼は投げ込んで良くなるタイプなので、開幕直後はそこまで調子は上がらないだろうと……。今も決して本調子ではないと思います。だけど、勝つためのピッチングができるようになりました。その進歩にいちばん驚いています。

 オリックスは西武との開幕カードで3連敗したことが響いていますね。補強して万全のはずが、出鼻をくじかれたことでチームに焦りが出たように思います。試合の内容は決して悪くないのですが、あと一歩のところが足りない。勝てないことで、思い切りの良さが消えているように感じます。このまま低迷するとは思えませんが、交流戦(5月26日に開幕)あたりまでに5割に戻しておきたいところでしょうね。

 逆に、勝つことで自信を深めたのがヤクルトです。前評判は高くありませんでしたが、投手陣の頑張りが目立ちます。特に、秋吉亮、オンドルセク、バーネットのリリーフ陣は劇的な変化を遂げました。彼らが計算できるようになったことで、ゲームプランが立てやすくなりました。そこが好調のいちばんの要因のような気がします」

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