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【夏の甲子園2026】球児たちにサウナブーム到来? ホテルに水風呂、雪の中で外気浴...驚きの"ととのい"事情

  • 菊地高弘●文 text by Takahiro Kikuchi

 夏の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)は、選手も観客も暑さとの戦いである。取材する人間も甲子園球場の銀傘の下にいるとはいえ、したたる汗を拭いながらスコアをつけている。

 もっとも暑さが厳しい第2試合になると、「このまま水風呂に飛び込んだら気持ちがいいだろうな......」という思いが頭をかすめる。天然のサウナに入っているかのようだ。

 実際に暑さ対策の一環として、サウナを活用している強豪校もあると聞く。巷ではサウナブームの終焉もささやかれるが、高校球界のサウナ人気は根強い。そこで、現役の甲子園球児にそれぞれのサウナ事情を語ってもらった。

(※以下、さまざまな体験談が続きますが、あくまで個人の感想です。サウナは個人の体調に応じて無理のないようお楽しみください)

宿舎に水風呂をつくった無類のサウナ好き、英明の松本一心 photo by Ryuki Matsumoto宿舎に水風呂をつくった無類のサウナ好き、英明の松本一心 photo by Ryuki Matsumotoこの記事に関連する写真を見る

【サウナへのそれぞれのこだわり】

「サウナから出て水風呂に入って、外気浴をしている時にととのう感じが好きなんです」

 そう語るのは、英明(香川)の右翼手・松本一心(3年)だ。松本がチーム内でサウナの効用を触れ回ったため、徐々に愛好者が増えていったという。中堅手の吉川輝(3年)もそのひとりで、「休みの日や練習が早く終わった日は、近くのサウナで体をととのえています」と語る。

 甲子園期間中に過ごす宿舎にはサウナがないため、松本は「ホテルの僕の部屋に水風呂をつくって、疲れを取っています」と明かした。

 サウナの入り方にこだわる選手もいる。東海大甲府(山梨)の正捕手を務める岡田優心(3年)は「疲労回復効果があるので」と、中学2年の頃からサウナを愛用している。

「インターネットで見たんですけど、サウナに7分入ると酸素摂取量が増えると聞いたので、なるべく7分入るようにしています。プラス水風呂1分、休憩5分のセットが自分のベストだと感じています」

 関東一(東東京)の俊足リードオフマン・佐宗悠樹(さそう・ゆうき/2年)は、幼少期から父に連れられてサウナに通ってきた「ベテラン」である。佐宗のこだわりは「最初に水風呂に入ること」だという。

「冷たい状態からサウナに入ると、気持ちいいので。自分は負けず嫌いなので、サウナ室内にほかに人がいると『絶対この人たちには負けない』と勝負みたいになってしまいます。だいたい1回あたり12分くらい入っていますね」

(※繰り返しになりますが、あくまで個人の感想です)

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著者プロフィール

  • 菊地高弘

    菊地高弘 (きくち・たかひろ)

    1982年生まれ。野球専門誌『野球小僧』『野球太郎』の編集者を経て、2015年に独立。プレーヤーの目線に立った切り口に定評があり、「菊地選手」名義で上梓した『野球部あるある』(集英社/全3巻)はシリーズ累計13万部のヒット作になった。その他の著書に『オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 野球留学生ものがたり』(インプレス)『巨人ファンはどこへ行ったのか?』(イースト・プレス)『下剋上球児 三重県立白山高校、甲子園までのミラクル』(カンゼン)など多数。

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