阪神・マートン&ゴメスが挑む「外国人コンビ」史上初の快挙とは? (3ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 横山雅樹●写真 photo by Yokoyama Masaki

 次に、ともに30本塁打以上を放ったコンビは以下の4組。

1978年 広島
ジム・ライトル(33本塁打)
エイドリアン・ギャレット(40本塁打)

1980年 ロッテ
レオン・リー(41本塁打)
レロン・リー(33本塁打)

2001年 西武
スコット・マクレーン(39本塁打)
アレックス・カブレラ(49本塁打)

2008年 オリックス
タフィ・ローズ(36本塁打)
アレックス・カブレラ(40本塁打)

 そして、ともに100打点以上をマークしたのは、これまで一度しかない。

2008年 オリックス
タフィ・ローズ(104打点)
アレックス・カブレラ(118打点)

 錚々たる顔ぶれが並ぶが、ふたりが揃って活躍するケースは、実はそう多くないのがわかる。ヤクルトの伊勢孝夫二軍チーフ打撃コーチは、外国人コンビが揃って活躍する難しさについて次のように語る。

「強打者ならいっぱいいるけど、コンビとなると難しいね。ひとりが良くても、もうひとりが良くないというのが常だから。それぞれに実力がないといけないし、選手同士の折り合いも影響していると思う。人種的なことであったり、アメリカでの実績の違いであったり、そういうのが理由で関係がうまくいかない場合もあるからね」

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