2014.05.02

阪神・マートン&ゴメスが挑む「外国人コンビ」史上初の快挙とは?

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • 横山雅樹●写真 photo by Yokoyama Masaki

 阪神の新外国人、マウロ・ゴメスが打撃練習中に放った打球は、横浜スタジアムのバックスクリーンにまるで野球漫画のような弾道で直撃した。それを見守るマット・マートンとトーマス・オマリー打撃コーチ補佐。片ヒザを立て背筋を伸ばしてゴメスの打撃練習に注目しているマートンの姿は、実にさまになっていた。

好調・阪神打線を牽引するマートンとゴメスの両外国人。

 4番のゴメスと5番のマートンは、開幕から揃って30試合に出場(5月1日現在)。そして、その成績がまた素晴らしいのである。

ゴメス/打率.325、5本塁打、34打点
マートン/打率.352、6本塁打、32打点

 本塁打数こそやや物足りないが、打点はリーグ1位と2位。快進撃を続けるチームの勝利に大きな貢献を果たしている。

 阪神の和田豊監督は、ゴメスとマートンの存在について次のように語る。

「考えられないぐらいの相乗効果をもたらしている。ゴメス、マートンがいることで、彼らの前を打つ打者がツーアウトからでも出塁できれば、という気持ちになっている」

 和田監督のいう相乗効果を証明している数字がこれだ。

セ・リーグ得点ランキング
1位 鳥谷敬(31得点)
2位 上本博紀(28得点)
3位 大和(22得点)ほか3名

 阪神の上位打者が1位~3位に入っており、このあとを打つゴメス、マートンが勝負強いバッティングで塁上の選手たちを還しているのがわかる。