【MLB】大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希も躍動 ドジャース連覇の真実とワールドシリーズ第7戦の舞台裏 (4ページ目)
ワールドシリーズ第4戦に93球を投げてから中3日で先発した大谷は、第7戦の序盤から苦しんだ。本調子とはほど遠く、スタミナも明らかに限界だった。
1回裏と3回裏の両方で、大谷は表の攻撃で打席に立った影響でマウンドに向かうのに時間がかかってしまう。審判から投球練習の時間を追加で与えられるような状態だった。1回と2回はどうにかピンチを切り抜けたものの、3回にビシェットへ投じたスライダーは2階席に届きそうなほど大きな先制スリーランホームランとなった。スタジアムが揺れる。
ロサンゼルス・レイカーズでプレーしたバスケットボール界のレジェンドであり、現在はドジャースの共同オーナーを務めるマジック・ジョンソンは、ロジャース・センターのスイート席で思わずつぶやいた。
「やれやれ、ここまでうるさい球場は初めてだ」
肩を落とす大谷に、デーブ・ロバーツ監督が交代を告げた。
しかし、投手交代の間、ドジャースの選手たちは気持ちを立て直そうとしていた。ロハスが仲間を鼓舞した。
「試合はまだ終わっていない。戦い続けるんだ。食らいついていこう」
この日の朝、ロハスは試合への出場すら危ぶまれていた。
『DODGERS' JOURNEY(ドジャース・ジャーニー) 大谷翔平・山本由伸 みんなでつかんだ世界一』(Los Angeles Times編、児島修 訳/サンマーク出版刊)
●編者・訳者情報
Los Angeles Times
アメリカ最大規模の日刊紙。1881年創刊。
142年以上にわたって地元南カリフォルニア地域を中心に取材を行い、政治や社会、文化、スポーツなどの記事を精力的に報道。優れたジャーナリズムに対して贈られるアメリカで最も権威のある「ピューリッツァー賞」を何度も受賞している。
ウェブサイト(latimes.com)のユニーク訪問者数月間4000万人以上、日曜版の読者数160万人、紙版・電子版の週間読者数合計440万人を誇る。
児島 修(こじま・おさむ)
英日翻訳者。訳書に『OHTANI’S JOURNEY 大谷翔平 世界一への全軌跡』(サンマーク出版)、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ダイヤモンド社)、『ペドロ・マルティネス自伝』『ダン・カーター自伝 —オールブラックス伝説の10番—』(東洋館出版社)、『ウルトラランナー: 限界に挑む挑戦者たち』(青土社)など。
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