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【MLB】大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希も躍動 ドジャース連覇の真実とワールドシリーズ第7戦の舞台裏 (2ページ目)

  • text by L.A Times

 この試合は長年にわたって記憶に残るに違いない。今後も野球がプレーされ続けるなかで、こんな筋書きは二度と繰り返されることはないだろう。

「今夜の試合を勝てて、ちょっと言葉が見つからないし、びっくりしたよ」

 今季で引退を表明し、将来の野球殿堂入りが確実視されているクレイトン・カーショーが言った。

 アンドリュー・フリードマン編成本部長も付け加えた。

「心臓がもたなかったよ。間違いなく寿命が何年か縮んだ。でも、こうして勝てたんだから、すべて報われたね」

【絶体絶命を救ったロハスのひと振り】

 試合の序盤、ドジャースは万事休すかと思われた。消耗しきった大谷翔平が、疲労困憊のボー・ビシェットにホームランを浴びたのだ。その後、1点差まで迫ったものの、9回表の時点でビハインドを解消できていなかった。そんな絶体絶命の状況で、ロハスが左翼への同点ホームランを放ち、チームを救った。

 それでも助かったとは言い切れなかった。9回裏にはブルージェイズが一死満塁の絶好機をつくる。だが得点することはできなかった。

 ロハスがまたもチームを救う。セカンドゴロを前進守備でさばいてホームでフォースアウトにしたのだ。次打者アーニー・クレメントは、左中間深めにフライを打ち上げた。レフトのキケ・ヘルナンデスと守備固めでセンターに入ったアンディ・パヘスがウォーニングゾーンで交錯する。ヘルナンデスはグラウンドに倒れ込み、パヘスが捕球した。

 試合は延長戦に突入する。それも、英雄と呼ぶにふさわしい(そしてシリーズMVPを確実にする)山本由伸の奮闘のおかげだ。山本は9回のピンチの際に投入されて見事脱し、10回は三者凡退に抑えた。

 11回、ついにドジャースは頂上へ登りつめる。スミスがホームランを叩き込む。山本が試合を締めくくる。今、そして永遠に、ドジャースは伝説となった。

「これは永遠に記憶に残るであろう、レガシーだ」

 ロハスは言った。

「これが史上最高のチームなのかはわからない。君たちがあとで言ってくれればいい。でも、史上最高のチームに限りなく近くはある」

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