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最大の注目はダルビッシュ有の奪三振ショー。
ディビジョンシリーズ開幕 (2ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu
  • photo by AFLO

 そのなかでも注目すべきは、今年で現役を引退するデビッド・オルティスです。今年11月で41歳になる大ベテランですが、打率.315・38本塁打・127打点という驚異的な成績を残し、今シーズンの打点王にも輝きました。今年で引退するのがもったいないほどの数字です。

 このオルティス以外にも、レッドソックスには100打点を挙げている選手がふたりもいます(ムーキー・ベッツ=113打点、ヘンリー・ラミレス=111打点)。また、100得点以上も3人いるなど(ベッツ=122得点、ザンダー・ボガーツ=115得点、ダスティン・ペドロイア=105得点)、今シーズンのレッドソックス打線は実におそろしいラインナップと言えるでしょう。

 一方、投手陣もリーグ有数の駒を揃えています。先発には、メジャー最多の22勝(4敗)を挙げたリック・ポーセロと、リーグ4位タイの17勝(9敗)をマークしたデビッド・プライス。信頼の置ける「2枚看板」の存在は、短期勝負のディビジョンシリーズにおいて絶対的有利となるはずです。

 また、リリーフ陣も実に頼もしい。上原浩治投手は故障からの復帰後、11試合連続で無失点をマーク。7月9日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスから加入したサイドスローのブラッド・ジーグラーも、9月は12試合に投げて自責点ゼロです。

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