マイナー契約で再挑戦。
川﨑宗則がカブスで生き残るためには?

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 1月21日、トロント・ブルージェイズからFAとなっていた川﨑宗則選手がシカゴ・カブスとマイナー契約を結びました。2012年にシアトル・マリナーズでメジャーデビューを果たして以降、ブルージェイズでの3年間を経て、自身3チーム目のメジャー挑戦となります。

ブルージェイズ時代も強烈なキャラで人気者だった川﨑宗則ブルージェイズ時代も強烈なキャラで人気者だった川﨑宗則 昨シーズンのカブスはジョー・マドン監督のもと、ナ・リーグ中地区3位ながらリーグ3番目の勝率(97勝65敗・勝率.599)をマークし、7年ぶりのプレーオフ進出を果たしました。ワイルドカードゲームでは同地区2位のピッツバーグ・パイレーツを破り、ディビジョンシリーズでも同地区1位の宿敵セントルイス・カージナルスを撃破。リーグチャンピオンシップシリーズではニューヨーク・メッツに4連敗を喫したものの、その飛躍ぶりは大きな話題となりました。

 今シーズンのカブスの目標は、ナ・リーグ制覇、そして1908年以来遠ざかっている世界一です。その悲願を達成すべく、今オフは大補強を施しました。まず、カージナルスからFAとなった投打のふたり、ジョン・ラッキーとジェイソン・ヘイワードを獲得。ラッキーはメジャー通算165勝をマークしている37歳のベテラン先発投手で、ヘイワードはゴールドグラブ賞に3度輝いている26歳の外野手。さらに昨年のワールドチャンピオンのカンザスシティ・ロイヤルズから34歳のユーティリティープレーヤー、ベン・ゾブリストも獲得しました。

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