2016.02.17

MLB若手有望株。
これがマエケンと新人王を争うライバルだ

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 新シーズンが始まると、アメリカの野球メディアはこぞって「今年のプロスペクト(若手有望株)」を取り上げます。ただし、毎年大勢のルーキーが誕生するなか、大ブレイクするのはほんのひと握りです。そこで今回は、2016年に大きく飛躍しそうな若手を5人ほどピックアップしてみました。

ピッツバーグ・パイレーツのタイラー・グラスノー 最初に取り上げたい選手は、ロサンゼルス・ドジャースで遊撃手を務めるコーリー・シーガー(21歳)です。彼は2014年のオールスターに選ばれたカイル・シーガー(シアトル・マリナーズ)の弟で、2012年のドラフト1巡目・全体18位でドジャースに入団。昨年9月3日にメジャーデビューを果たし、27試合で打率.337・4本塁打・17打点という好成績をマークしました。

 さらにプレーオフのメンバーにも選ばれると、ディビジョンシリーズ第1戦では3番・ショートに大抜擢。球団史上最年少となる21歳5ヶ月でポストシーズンでのスタメン野手となり、大きな話題となりました。昨年までドジャースを率いていたドン・マッティングリー(現マイアミ・マーリンズ監督)は、「デレク・ジーター、ケン・グリフィー・ジュニアに似ている」と大絶賛し、他の関係者も、「カル・リプケン・ジュニアを彷彿とさせる」と表現しています。それほど、シーガーはスター性のある逸材なのです。

 今シーズンは開幕からショートのレギュラーが確実で、ナ・リーグ新人王の最有力候補と言われています。前田健太投手の入団でドジャースのテレビ中継は日本でも多くなるでしょうから、シーガーは絶対に注目しておいてください。