マイナー契約で再挑戦。
川﨑宗則がカブスで生き残るためには? (3ページ目)
現状の戦力を見てみると、ライバルは3人です。ひとり目は、27歳のトミー・ラステラ。2014年にアトランタ・ブレーブスでデビューし、昨年からカブスの一員としてプレーしています。ラステラの魅力はジェド・ホイヤーGMいわく、「出塁が多く、三振が少ないこと」で、2014年のメジャー1年目は93試合の出場で出塁率.328(リーグ新人5位)・フォアボール36個(同2位)という高い数字を残しました。
ふたり目は、23歳のハビアー・バエズ。2011年のドラフト1巡目・全体9位でカブスに入団し、当時チームのナンバー1プロスペクト(若手有望株)として注目されたプエルトルコ出身選手です。2014年にメジャーデビューを果たし、レギュラー二塁手として期待されたのですが、最近は少し伸び悩んで控えに甘んじています。バエズのウリは、パワーとスピード。ただ、三振が非常に多く、守備に難があることも指摘されています。
そして3人目が、30歳のクリストファー・ネグロン。プロ入り10年のベテランですが、メジャーでの経験はシンシナティ・レッズでの3年間のみ。川﨑選手と同じマイナー契約でキャンプに参加しますが、ネグロンの武器は内野・外野どちらも守れる点です。昨年のレッズでは、キャッチャーをのぞく7つのポジションすべてを守りました。
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