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マイナー契約で再挑戦。
川﨑宗則がカブスで生き残るためには? (2ページ目)

  • 福島良一●解説 analysis by Fukushima Yoshikazu  photo by AFLO

 戦力を大幅にアップさせたカブスは、2016年もっとも注目されるチームと言えるでしょう。そんな期待の高まる球団に、川﨑選手もマイナー契約で加わることになりました。2月中旬から始まるキャンプでは、内野手のポジションを争うことになります。

 カブス内野陣のメンツを見てみると、レギュラー4人はすでに決まっています。ファーストは、若き主砲のアンソニー・リゾ。2年連続30本塁打以上を放っている左のスラッガーで、昨年のナ・リーグMVP投票では4位に食い込むなど、今後さらに活躍するであろう26歳です。セカンドは、新加入のゾブリスト。マドン監督がタンパベイ・レイズ時代から重宝してきた選手で、カブスでも攻守にわたってチームを支える存在となるでしょう。サードは、昨年のナ・リーグ新人王に満票で輝いたクリス・ブライアント。球団新人記録となる26本塁打をマークするなど、スター候補の24歳です。そしてショートは、昨年デビューしたアディソン・ラッセル。こちらもブライント同様、将来のメジャーを背負う逸材の22歳です。

 このように、カブス内野陣のレギュラー枠はすでに埋まっています。川﨑選手は控え内野手として、いかに存在感を示すことができるかが今回のキャンプで重要となるでしょう。ただ、カブスの控え内野手争いも決して易しい状況ではありません。

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