【MLB】プレイオフでさらに本領を発揮する黒田博樹のメンタリティ (3ページ目)
黒田投手のようにメンタルが強くなければ、地元メディアやファンからのプレッシャーの激しいヤンキースではやっていけないでしょう。その精神面のたくましさが、プレイオフの大舞台でこそ本領を発揮してくれると思います。
過去のプレイオフでも、黒田投手は素晴らしいピッチングを披露しました。2008年のドジャース時代には、シカゴ・カブスとのディビジョンシリーズ第3戦に先発し、6イニング3分の1を投げて、6安打無失点で勝利投手となりました。さらにその後のリーグチャンピオンシップシリーズ第3戦にも先発し、その年に世界一となったフィラデルフィア・フィリーズ相手に6イニング6安打2失点と好投。またも勝利投手になったのです。
自身初となるワールドシリーズに向けて、今年のリーグチャンピオンシップシリーズでも、きっと快投してくれるでしょう。いまやヤンキースの大黒柱のひとりとなった黒田投手のさらなる活躍に期待します。
【ヤンキースのア・リーグチャンピオンシップシリーズ@対タイガース戦】
第1戦 10月13日(土) H
第2戦 10月14日(日) H
第3戦 10月16日(火) A
第4戦 10月17日(水) A
第5戦 10月18日(木) A
第6戦 10月20日(土) H
第7戦 10月21日(日) H
※日程は現地時間。H=ホーム、A=アウェイ
著者プロフィール
福島良一 (ふくしま・よしかず)
1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima)
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