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【高校野球】ドラフト戦線に異変! 1位候補・織田翔希、末吉良丞の現在地と急浮上した投手ふたりの衝撃評価 (2ページ目)

  • 田尻賢誉●文 text by Masataka Tajiri

沖縄尚学のエース・末吉良丞 photo by Ryuki Matsuhashi沖縄尚学のエース・末吉良丞 photo by Ryuki Matsuhashiこの記事に関連する写真を見る 開幕試合に先発した末吉は、5回まで被安打1と相手打線を抑え込み、7回まで無失点の好投を見せた。だが8回、味方の失策も絡んで4点を失い、織田と同様に7回2/3でマウンドを降りた(被安打5、9奪三振、4四死球、自責点0)。

「高校生としては完成度が高いですよね。真っすぐが強いし、腕が振れる。投げっぷりもいいですし、フォークとチェンジアップの投げ分けもできる。即戦力とはいかないですけど、高校生というよりは、大学生や社会人との比較になるピッチャーかなと思います」(セ・リーグスカウトD氏)

「調子が上がっていないと聞いていましたが、思っていたよりはよかったですね。球の質も悪くありません。ただ、ストレートで押しきれるタイプの投手ではない。現時点ではチェンジアップやフォークの精度がカギになると思います。スライダーなどの変化球がもう一段よくなってくれば......。期待が大きいだけに、どうしても求めるレベルも高くなりますよね」(パ・リーグスカウトC氏)

「夏に比べて球速が落ちているので、本人もスピードを求めて力んで投げているように見える点が気になります。ただ、彼の最大の武器はスライダーですね。スピン量が多く、キレもある。もちろんストレートがあってこそのスライダーですが、真っすぐの状態がよければ、高校生レベルではまったく対応できないでしょう。プロでも左打者は打つのが難しいレベルだと思います」(セ・リーグスカウトB氏)

【スカウトが絶賛した2人のエース】

 織田、末吉がスカウトの期待どおりの結果を残せなかった一方で、評価を大きく上げたのが智辯学園の左腕・杉本真滉(まひろ)だ。初戦で花巻東を完封するなど、準決勝までの35イニングで自責点はわずか1。スカウトのスピードガンでは最速148キロを計測し、一気にドラフト2、3位クラスへと評価を高めた。

「ややトルネード気味のフォームでインステップしますが、体が流れない。体幹の強さを感じます。ストレートには力があり、ボールが浮き上がってくるような伸びがある。高めのストレートは、高校生レベルでは対応が難しいでしょう。個人的には、末吉くんよりも魅力を感じました」(パ・リーグスカウトA氏)

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