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【夏の甲子園2025】智辯和歌山・歴代ベストナイン! 打てる捕手に天才打者トリオ、今秋のドラフト候補も (3ページ目)

  • 戸田道男●文 text by Toda Michio

 控えには、2000年夏優勝時に3ホーマー&救援投手と奮闘した山野純平(龍谷大)、06年夏に大会4ホーマーの広井亮介(関西国際大)、1年夏から3季連続出場の細川凌平(日本ハム)ら豪華な顔ぶれが並ぶ。

 最後に残ったピッチャーだが、エースは2021年夏優勝のエースで今秋ドラフト候補の中西聖輝(現・青学大)に託したい。

 歴代エースたちのなかでは、2年時の1996年春に準優勝の高塚信幸(近鉄)は故障に泣いて大成せず。

 また、野手兼任で活躍した清水昭秀、山野純平、本田将章(早大〜明治安田)や、94年春優勝の松野真人(帝京大)、2002年夏に1年生で準優勝した滝谷陣(近大〜日本新薬)、2年時の2008年に春夏8強の左腕・岡田俊哉(中日)らはブルペンで待機させたい。

 将来への期待値も込めてエースに推す中西はいまが伸び盛り。智弁和歌山歴代ナンバーワン投手に成長を遂げる可能性は十分にある。

著者プロフィール

  • 戸田道男

    戸田道男 (とだ・みちお)

    1961年岩手県一関市生まれ。明治大学卒業後、東京スポーツ新聞社で4年間野球担当記者を務めたのち、ベースボール・マガジン社入社。週刊ベースボール、ベースボール・クリニックほか野球関係の雑誌、ムックの編集に携わる。2011年に同社を退職し、同年から2021年まで廣済堂出版発行の「ホームラン」編集を担当。現在はフリーランスの立場で野球関連の編集者&ライターとして活動中。

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