【夏の甲子園2025】智辯和歌山・歴代ベストナイン! 打てる捕手に天才打者トリオ、今秋のドラフト候補も (2ページ目)
ピッチャーの選考は後回しにして、まずはキャッチャーから。1996年春に準優勝、1997年夏に優勝した時の主将で、現在は監督を務める中谷仁(元阪神、楽天ほか)をはじめ、2000年夏の優勝チームで大会3本塁打を放った5番打者・後藤仁(同志社大〜マツゲン箕島野球部)、1年生だった2000年夏に優勝、3年時の2002年夏に準優勝を経験した岡崎祥昊(慶大〜JFE東日本)、2006年にベスト4入りした際の4番・橋本良平(元阪神)、2009年夏から5季連続で甲子園に出場した道端俊輔(早稲田大〜明治安田生命)、そして2017年夏から同じく5季連続出場した東妻純平(DeNA)、さらに2年生だった2021年夏に優勝を経験した渡部海(現・青学大)など、「打てる捕手」がずらりと顔を揃える。
そのなかで、やはり現監督の中谷に敬意を表してマスクを任せる。実際だれが正捕手を務めても大きな差はなく、強力打線の中軸に座るだろう。
内野手は、1年夏から中軸を打ち、2000年夏優勝の5番打者・武内晋一(早大〜ヤクルト)がまずファースト。つづいてセカンドは2017年夏から5季連続出場を果たし、19年は主将を務めた黒川史陽(楽天)。そしてサードは2年時の2017年夏、3年時の18年春に本塁打を放った林晃汰(広島)と現役NPB組が並び、ショートには1997年夏の優勝時に4番打者兼救援投手を務めた清水昭秀(法大〜日本通運)を選出する。
またファーストの2番手には2008年夏に1試合2ホーマーの坂口真規(東海大〜巨人)が控え、そのほか佐々木勇輝(法大)、堤野健太郎(慶大)、勝谷直紀(帝塚山大)もベンチで腕を撫す。
1年夏からレギュラーとして甲子園に出場していた西川遥輝 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る
【外野手は甲子園を沸かせた天才打者トリオ】
外野手は1997年夏の優勝メンバーの喜多隆志(慶大〜ロッテ)、2000年夏優勝の池辺啓二(慶大〜JX−ENEOS)、さらに1年時の2008年夏にデビューし、甲子園4季出場の西川遥輝(ヤクルト)の「天才打者」トリオを並べよう。
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