鳥谷敬以来の大物内野手、51イニング74奪三振の快速左腕、和製ウィーラー...2024年のドラフト戦線を賑わす10人 (7ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

最速152キロを誇る環太平洋大の徳山一翔 photo by Ohtomo Yoshiyuki最速152キロを誇る環太平洋大の徳山一翔 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る徳山一翔(環太平洋大/投手/177センチ・87キロ/左投左打)

 中国地方から虎視眈々とドラフト1位をうかがうサウスポー。徳島・鳴門渦潮高では投手として3番手格の存在だったが、高校野球引退後にトレーニング施設に通い身体感覚を見つめ直したところ急成長。大学2年秋の明治神宮大会で国際武道大を7回ノーヒットに抑える圧巻の全国デビューを果たした。最速152キロの快速球はわかっていても振り遅れる、打者に向かって加速するような球質。スライダー、チェンジアップなどの変化球も精度が上がっている。2023年には左ヒジ痛を発症するなど、大学で年間通して活躍したシーズンはまだない。素材は間違いないだけに、コンディションを維持できるかが最大の焦点になる。

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