鳥谷敬以来の大物内野手、51イニング74奪三振の快速左腕、和製ウィーラー...2024年のドラフト戦線を賑わす10人 (6ページ目)
昨年秋の神宮大会で上武大を3安打完封した富士大・佐藤柳之介 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る佐藤柳之介(富士大/投手/179センチ・85キロ/左投左打)
実戦で光り輝く大学生左腕。狭い幅のなかで投球するフォームは、伊藤将司(阪神)を彷彿とさせる。2023年は春秋とも全国ベスト4進出に大きく貢献。とくに秋の明治神宮大会で上武大を3安打完封した投球は見事だった。常時140キロ台前半と驚くような球速はないものの、捕手に向かってひと伸びする好球質でコントロールも正確。縦に割れるカーブを筆頭に、スライダー、カットボール、ツーシーム、スプリットと多彩な変化球を高次元で操れる。近年はプロ側がアマチュア投手に求める要素が「パワー」よりも「正確性」に向く傾向があるだけに、佐藤が最高の評価を受けても不思議ではない。
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