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鳥谷敬以来の大物内野手、51イニング74奪三振の快速左腕、和製ウィーラー...2024年のドラフト戦線を賑わす10人 (8ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

昨年12月の大学日本代表候補強化合宿で157キロをマークした愛知工業大の中村優斗 photo by Ohtomo Yoshiyuki昨年12月の大学日本代表候補強化合宿で157キロをマークした愛知工業大の中村優斗 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る中村優斗(愛知工業大/投手/176センチ・80キロ/右投左打)

 底が知れない剛球右腕。長崎・諫早農高では全国的に無名の存在だったが、愛知工業大に進学後は1年春から中心投手として活躍。2023年12月に召集された大学日本代表候補強化合宿では、寒風吹きすさぶ松山坊っちゃんスタジアムで157キロを計測して話題をさらった。ゆったりとした二段モーションから重量感のあるストレートを投げ込むだけでなく、変化量を自在に操るスライダーも勝負球に使える。球速が出せる一方でボールに角度がつくタイプではなく、ストレートで空振りを量産できるタイプではない。緩急を活用するなどプロでも長いイニングを投げられるだけの適性を示せれば、ドラフト1位指名される可能性は高まりそうだ。

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