鳥谷敬以来の大物内野手、51イニング74奪三振の快速左腕、和製ウィーラー...2024年のドラフト戦線を賑わす10人 (2ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

2023年秋のリーグ戦で圧巻の投球を披露した関西大・金丸夢斗 photo by Ohtomo Yoshiyuki2023年秋のリーグ戦で圧巻の投球を披露した関西大・金丸夢斗 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る金丸夢斗(関西大/投手/177センチ・77キロ/左投左打)

 現時点で「2024年ドラフト戦線ナンバーワン投手」と言っていいだろう。兵庫・神港橘高(市神港と兵庫商が統合して2016年に設立)で台頭した好素材が、関西大でますます本格化。体格的に目を引くものはないものの、しなやかな腕の振りから放たれるストレートの伸びは逸材揃いの大学球界でも頭ひとつ抜けている。昨秋のリーグ戦では6戦6勝、51イニングを投げて74奪三振、失点2、防御率0.35と圧巻の数字を残した。スライダー、スプリット、チェンジアップなどの変化球も精度が高く、強打者のインコースを正確に突くコントロールも併せ持つ。高校、大学の大先輩である、関西大・山口高志アドバイザーとの師弟関係も要注目だ。

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