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鳥谷敬以来の大物内野手、51イニング74奪三振の快速左腕、和製ウィーラー...2024年のドラフト戦線を賑わす10人 (3ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

パワーと確実性を兼ね備える大商大のスラッガー・渡部聖弥 photo by Ohtomo Yoshiyukiパワーと確実性を兼ね備える大商大のスラッガー・渡部聖弥 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る渡部聖弥(大阪商業大/外野手/177センチ・88キロ/右投右打)

 東の野手の目玉が宗山(明治大)なら、西の野手の目玉はこの男。広島・広陵高の同期コンビがドラフト戦線の主役になりそうだ。最大の見どころはスイングの瞬発力。ボールを手元まで呼び込み、目にも止まらぬターンで弾き返す。高確率でヒットゾーンに運べるコンタクト能力と、センターからライト方向にもスタンドインできるパワーは上の世界でも武器になる。俊足と強肩からも類まれな馬力が滲み出ており、プロのレギュラー外野手として活躍するイメージが描きやすい。その愛嬌のある風貌とたくましい肉体は、ゼラス・ウィーラー(巨人巡回打撃コーチ)を彷彿とさせる。

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