「2023年ドラフト戦線」主役の10人。超高校級スラッガー、155キロ左腕、爆肩捕手など大豊作 (5ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

ケガの影響もあって登板機会は多くないが、最速152キロが魅力の青山学院大・常廣羽也斗ケガの影響もあって登板機会は多くないが、最速152キロが魅力の青山学院大・常廣羽也斗この記事に関連する写真を見る常廣羽也斗(青山学院大/投手/180センチ・73キロ/右投右打)

 好投手揃いの2023年大学球界だが、終わってみればこの投手が最高の評価を受けているのではないか。そう思わせるだけの高い資質の持ち主である。指先でパチンと弾かれた好球質のストレートは、捕手のミットを突き上げるような球筋。1球見ただけでしびれるようなボールなのだ。故障もあって確固たる実績は残せていないものの、最終学年でラストスパートできれば今年の荘司康誠(立教大→楽天1位)クラスの評価を勝ちとってもおかしくない。同じくドラフト候補になる下村海翔らと形成するハイレベルな投手陣は、全国の大学チームにとって脅威になるだろう。

5 / 10

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る