父・渡辺俊介と同じサブマリンの東大野球部・向輝。参考にするのは牧田和久と中川颯で「父の投げ方はやりづらい」 (2ページ目)

  • 門脇正法●取材・文 text by Kadowaki Masanori

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成績アップの秘策はYouTube?

ーー電車での勉強が活きましたね。海城(東京都新宿区)から距離がある千葉県に住んでいてよかったですね!(笑)その他に向輝さんらしい勉強方法はありますか?

 高校の受験期に入ってから英語が得意になってきたんですけど、そのきっかけが東京五輪でした。五輪の時に、選手村の映像とかがYouTubeに上がっていて、海外選手たちが部屋や設備を紹介したり。そうした動画を見るようになって、一気に英語ができるようになった気がします。

ーー今っぽい勉強法ですね! みんなYouTubeを活用して勉強しているんですか?

 そうですね、学校でも勧められました。なので海城の知り合いで東大に受かった人は、そういうデジタル系を使っていたイメージがあります。特にリスニングは、最近の流行りなのかもしれないですが、YouTubeで外国の方がリスニング専用の動画を作ったり、日本人が外国人に英語でインタビューして字幕を書いてくれている動画などがたくさんあるので、そういうのを見て鍛えることができました。

ーーそして見事に現役で東京大学の理科二類(※主に農学部・工学部・理学部・薬学部で構成)に合格しました。向輝さんが理二を選んだ理由はあったりしますか?

 自分は理系科目が得意だったというのと、あと理科二類のほうが入りやすいので。それと以前、飼い犬が死んじゃった時に獣医学部に興味を持ったことがありました。いろんな理由があって理二にしました。

ーー今も獣医学部には興味がありますか?

 今も興味はあるんですが、野球のほうがなかなか忙しくて、野球に集中している分、勉強のペース配分が厳しいかなって感じです。

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