スカウトが「素材はすばらしい」と称賛。北陵のドラフト候補左腕・石橋駿は強気な面持ちとクレバーな投球でギャップも魅力 (3ページ目)
手術からわずか2週間で投球練習を再開して医師を驚かせたものの、状態を立て直すまでにはいたらなかった。石橋は弁解めいた言葉は口にしなかったが、万全な調整を積めなかったのは事実だ。
高校卒業後の進路について聞くと、石橋はこう答えた。
「スカウトの方には見ていただけているようなんですが、声をかけてもらっている大学で4年間鍛えるか、プロで勝負するかこれからじっくり考えたいです」
おそらく育成ドラフト会議なら、高い確率で指名されるはずだ。あとはドラフト会議までに各球団の間で石橋の存在が周知され、評価が高まれば支配下でのドラフト指名の可能性もあるだろう。
見た目はヤンチャ、中身はクレバー。魅惑の大器はどんな道を選ぶのだろうか。
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