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日本文理・田中晴也は投打で全国クラスの逸材。新潟の高校生として初のドラフト1位も視野に (4ページ目)

  • 菊地高弘●文・写真 text & photo by Kikuchi Takahiro

 指導する本間コーチは、田中にこんな言葉をかけているという。

「夏は甲子園に行くのが前提だからね。行って勝つことができるか。トップをとれるだけの能力はあるんだから、小さくまとまる必要はないよ」

 新潟県長岡市で生まれ育った田中は、花火が好きだという。8月に催される長岡まつりの大花火大会は、日本三大花火大会に数えられるビッグイベントだ。どんな花火が好みなのかと聞くと、田中はこう答えた。

「うーん、やっぱり黄金色の花火が何百発も連続するやつが好きですね」

 ここでも「勝利」を連想させる色なのか。話を聞いて吹き出してしまった。

 頭からつま先まで勝利に飢えた男は、どんな道に進もうとも変わらずに目の前の勝利を求めていくのだろう。

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