大阪桐蔭が誇る「強打のメカニズム」。4試合51得点、11本塁打とセンバツ圧勝の理由 (4ページ目)

  • 安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

 これほど高い能力を持った投手陣が、シートバッティング、紅白戦など、日常の実戦練習で登板して真剣勝負を繰り返していけば、自ずとバッティングは向上する。

 逆に、これだけの腕利きの打者を相手に投げていれば、投手たちの実戦力も上がり、底知れない相乗効果となる。

 どんな強豪を相手にしても、ひるむことなく、気負いもない。淡々と、普段の練習のように相手に向かい、得点を重ね、相手打線を封じていく。大阪桐蔭の圧勝劇には、そんな日々の鍛錬が色濃く反映されていた。

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る