固定概念にとらわれない智辯和歌山の「中谷流改革」。今夏、日本一で再び黄金期の予感 (4ページ目)
「すべてにおいてしんどいことしかない。何をやっても勝たなければ叩かれますし、打てなければOBや前監督からも言われました。それも覚悟のうえでここ(母校)に帰ってきたつもりです」
そう言って苦笑いするが、最高の結果が出たことで、さらに改革しやすい状況になったことは間違いない。全国から入学を希望する中学生も増え、より好素材の選手が集まるはず。監督としての経験値が上がり、チームとしてさらなる成長も期待できる。1994年から2002年にかけて甲子園で優勝3回、準優勝3回の黄金期を築いた智辯和歌山。この夏の優勝は、第二期黄金期の序章にすぎない。
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