高校生ドラフト最終チェック。
18UW杯で輝いた「甲子園不出場組」 (4ページ目)
一方、甲子園に出場した選手の中でスカウトたちの注目を集めたのが、吉田雅人(北照)、園部聡(聖光学院)、内田靖人(常総学院)の3人。
「吉田選手は、走攻守そつがない。派手さはありませんが、職人的な雰囲気を感じます。どこのチームに入っても勝利に貢献できる要素を持っている」(大渕氏)
「園部選手や内田選手は、やはり遠くへ飛ばせる能力が魅力。彼らに限らず、今年の高校日本代表選手は、木製バットへの対応ができていて、練習中からしっかりスイングができていました」(永山氏)
例年に比べ、「小粒」だと言われている今年の高校生ドラフト候補。それでも松井や森をはじめ、何人かの選手は上位指名が確実視されている。即戦力こそ少ないが素材は一級品というのが、スカウトたちの大方の見方だ。この中から将来の日本球界を背負って立つ選手は出てくるのか。決勝での敗戦を糧に日本代表の20人は次なるステップに向かっていく。
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