雪平莉左がパー達成なるか 「ウェッジより簡単」とパッティングアプローチを学んだ (2ページ目)

  • 立松尚積●撮影 photo by Tatematsu Naozumi

【8番アイアンでのパッティングアプローチ】

(2打目地点です)

関コーチ 1打目、めちゃめちゃいいショットでした。

雪平 もうちょっと伸びていたら、グリーンに乗るんじゃないかなという距離でした。

関コーチ もうすぐグリーンオンでしたね。ちょっとグリーンからこぼれています。パターだとちょっと長いかなと思います。

雪平 そうですね。上りですしね。

関コーチ いつもはこれ、何で打ちますか?

雪平 56度のウェッジで軽く乗せるくらいのイメージなんですけど、やっぱりウェッジだとミスとかも増えやすいんですよね。

関コーチ はい。振り幅が小さいと本当に難しいですよね。なので、こういう本当に微妙な距離は、これです。8番アイアン。

雪平 8番アイアン!

関コーチ これで転がしちゃいます。

雪平 転がすんですか?

関コーチ やり方は、別名「パッティングアプローチ」と言って、パターのように打つという意味ですね。

雪平 なるほど。

関コーチ ボールの位置は目の真下ぐらいに近づけて、クラブは一番短く持って打ちます。やってみましょうか。

雪平 はい。

関コーチ これで構えると、クラブヘッドのヒール側が浮いてしまいます。

雪平 浮いてていいんですか?

関コーチ そうです。トー側がつく感じです。それで、ヒジは伸ばさないでラクにして、もう本当にパターの構え方ですよね。

雪平 確かに。

関コーチ 打ち方もパターのようにして、打つ感じです。この時に一つだけ約束があるんですが、真っすぐのラインから少しでもインサイドにクラブを引かないことです。必ず真っすぐ引いてください。インサイドへ引くと、ダフってしまいます。

雪平 真っすぐですね(素振りをします)。

関コーチ そんな感じです。じゃあ、これでいってみましょう。

雪平 では、教わったとおりに......。(打ちます。真っすぐピンに向かって転がっていきました。残り2mくらい)

関コーチ いいんじゃないでしょうか。

雪平 だいぶ近づきましたね。

関コーチ そうですね。やっぱりウェッジで打つよりも、失敗が少ないですよね。

雪平 なんか、真っすぐいく感じが、ウェッジより簡単な気がしました。

関コーチ 方向もいいですしね。ダフリ・トップも、この打ち方だと確率は低くなるので。大体グリーンの端から10歩以内にボールがある場合は、もうウェッジを使わずにこの8番で転がしたほうがスコアはよくなります。

雪平 私もまた実戦で使ってみます。

関コーチ では、あれを入れたら、パーです。

雪平 おおおーっつ!

(3打目地点です)

雪平 素振りして......。(打ちます。カップインしました)

関コーチ おおーっつ。ナイスパー!

雪平 やったー! ありがとうございます!

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