櫻坂46菅井友香が「ゴリゴリマッチョだった」馬術選手時代。「今でも思い出すと悲しい」出来事で大切なことを学んだ (5ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

ーーまさに「人馬一体」ですね。大学進学後も馬術を続けられましたよね? 

菅井 子どもの頃に参加した乗馬イベントを開いていた大学に入学し、馬術部に入りました。ただ、私は騎乗者として参加していたのは最初の1年間だけで、2年生からは欅坂46に入ったので、そのあとはマネージャーに転向し、馬のお世話を中心に活動していました。 

ーー思い入れのある馬はいますか? 

菅井
 もちろんいます。なかでも温桜(サロビ)という馬がすごくかわいくて。授業以外の時間はずっと厩舎でお世話したり、一緒に遊んだりしました。サロビは人間が大好きな馬で、しょっちゅうちょっかいを出してくるところがたまらなく好きでした。 

 あと、私が乗っていたヴォルフラムは一番コミュニケーションを取った馬です。あまりコミュニケーションがうまくいっていない馬だと、近寄ってもこちらにお尻を向けて「何?」みたいな感じで軽くあしらわれるんですけど、ヴォルは私が来るとすぐ来てくれるのでめちゃくちゃ可愛いんです。だからおいしいおやつや遊ぶおもちゃをいっぱい買い与えちゃいました(笑)。 

ーーどんな食べ物やおもちゃが喜ばれるんですか? 

菅井 スイカは皮まで食べちゃうぐらい好きでしたね。あとは黒砂糖や金平糖といった砂糖類も。ちなみにニンジンが嫌いな馬には会ったことがありません。おもちゃで言うと、りんごの香りがするボールとかですかね。香りにつられて、鼻でコロコロして遊ぶんです。 

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