松田丈志はリレー種目の健闘を評価。選手起用の裏に采配の妙があった (2ページ目)

  • 松田丈志●文 text by Matsuda Takeshi
  • photo by Matsuda Takeshi

 今大会私が注目しているのは、リレー種目の日本の健闘だ。

混合の4×100mメドレーリレーで銀を獲得した入江陵介、小関也朱篤、池江璃花子、青木智美混合の4×100mメドレーリレーで銀を獲得した入江陵介、小関也朱篤、池江璃花子、青木智美

 リレーは、以前から行われていた、男女の4×100m、4×200mフリーリレーと4×100mメドレーリレーに加え、2020年東京五輪から正式採用種目となった、混合4×100mメドレーリレーの7種目がある。

 混合4×100mメドレーリレーは通常のメドレーリレーと同じで、背泳ぎ→平泳ぎ→バタフライ→自由形の4種目を男女2名ずつで泳ぐ。男女がどの種目を泳ぐかはチームの戦術だ。

 日本代表の奥野景介コーチは大会前、「リレー7つ全部金メダル取りたい」と語ってくれた。実際今日までで5つのリレーを終えて、結果は金3つに銀2つだ。銀のレースはいずれも中国に敗れている。

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