池江璃花子が筆頭。リオでの活躍に期待大の新世代スイマーたち (4ページ目)
こう話す今井にとって大きな刺激になったのは、個人メドレー決勝の2レース前に行なわれた女子100m背泳ぎ決勝の結果だった。中学3年の酒井夏海が1分00秒12の中学新で優勝し、メドレーリレーでの代表入りの可能性を高くしていたのだ。今井はそれを見て、「1歳下の夏海が決めてくれたので、次は絶対に自分の番だ。絶対に行けると信じていた」と話す。
その酒井は、大会前の日本ランキングでは100mが8位で200mは2位。どちらかといえば200mで期待されていた。しかし、大会に入ると100mの予選と準決勝で中学新を連発し、決勝ではそれをさらに塗り替えた。大会前の自己記録から1秒20も縮めて優勝し、メドレーリレーで代表権を獲得したのだ。さらに200mも競り勝って2冠獲得と勝負強さを見せた。
酒井は「五輪ではみんなの足を引っ張らないように、59秒台前半のスピードをつけていきたい」と話す。
女子の若手新戦力が加入することで、リオ五輪だけではなく、2020年の東京五輪に向けての準備も整いそうな気配になってきた。
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