箱根駅伝の予選会組は下位チームにもチャンス 1万m上位10人の平均タイム4位の大学も (2ページ目)
【中央学院大学】
2区と6区で攻め込み、シード権争いに加わりたい
3年前は予選会で悪夢を見て、連続出場が18でストップ。前々回は1区が20位と出遅れて総合16位、前回は予選会で敗退と近年は苦戦が続いている。そのなかでチームを牽引してきたのが吉田礼志(3年)だ。ハーフマラソンで日本人学生歴代2位の1時間00分31秒のタイムを持ち、1万mは27分台を2度マーク。箱根予選会では日本人で唯一、トップ集団に食らいついた。今回は"花の2区"で「1時間6分台」を狙っている。
6区は前々回4位と好走した工藤巧夢(3年)が候補。両区間で攻めの走りが期待できる。主将・飯塚達也(4年)、1万m28分31秒96の伊藤秀虎(4年)、同28分34秒48の堀田晟礼(3年)、上尾ハーフで1時間02分46秒をマークした稲見峻(1年)らで脇を固め、勝負に出る。
【東海大学】
エース・石原翔太郎の復帰で上位戦線へ!
予選会は、エース・石原翔太郎(4年)と主将・越陽汰(3年)を欠きながら突破。全日本も2人を外したオーダーで9位に食い込んだ。両名は、箱根ではともにエントリーメンバーに加わり、チームは勢いを取り戻している。
1区は11月26日の日体大長距離競技会1万mで28分14秒75の自己新で走った兵藤ジュダ(2年)が候補。関東インカレの1部1万mで日本人トップに輝いた花岡寿哉(2年)、予選会でチームトップの個人37位に食い込んだ鈴木天智(2年)も主要区間を担うことになるだろう。
5区は南坂柚汰(1年)が候補に挙がっている。1万mのエントリー上位10人平均タイムは4位 。前回2区で8人抜きを演じたエース石原が完全復帰できれば、上位争いも期待できる。
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