青山学院大学5選手らが海外レース初挑戦 世界トップ級との争いに「ついていけたのは数百メートル」も充実感が漂う (3ページ目)
日本人1位の黒田朝日は総合15位でフィニッシュこの記事に関連する写真を見る
受けた刺激を飛躍の原動力に
同行した田幸寛史コーチは、普段は経験できないレースの意義をあらためて話した。
「まずは、テレビでしか見たことのない選手を目の当たりにする刺激を感じたと思います。レースではどこまで粘れるかということよりも、痛い目にあうんだけど崩れるなかでどこまで我慢できるか、ですね。
そのうえでまだまだトレーニングしないと世界とは戦えない、頑張ろうって思ってくれたのかどうかです。選手たちはこのレースを楽しみにしていたし、楽しんでくれました。この刺激を受けた選手たちがさらに強くなって、チーム全体が強くなっていくのが理想ですね」
4月のドイツでの経験を、箱根駅伝でのタイトル奪還、強い青山学院大学復活のきっかけとしたい。
著者プロフィール
了戒美子 (りょうかい・よしこ)
1975年生まれ、埼玉県出身。2001年サッカー取材を開始し、サッカーW杯は南アフリカ大会から、夏季五輪は北京大会から現地取材。現在はドイツを拠点に、日本人選手を中心に欧州サッカーを取材中。著書『内田篤人 悲痛と希望の3144日』(講談社)。
【画像】大の駅伝ファン、元NGT48・西村菜那子フォトギャラリー
3 / 3