【月報・青学陸上部】追いつめられた王者。ついに原晋監督が陣頭指揮へ (6ページ目)
「結果論ですが、昨年までは箱根駅伝は戦う前から優勝するだろうと思っていました。実際、復路も余裕を持ってスタートしていたので、ラクに勝たせてもらった。優勝した喜びは勝った時よりも(あとから)徐々に盛り上がってきました。今年は春からエースが今ひとつで出雲、全日本と負けています。勝った時は本当に心の底から喜べると思います」
これまで青学は選手の自主性を重んじ、チーム創りを進めてきた。だが、今年は出雲、全日本を落として、箱根駅伝は原監督が陣頭指揮を執る。それがチームにどう影響し、どういう結果に結びついていくのか。
そして、選手はお互いの意見と感情を共有し、レースまでに一体感を生み出すことができるか。駅伝王者の底力が試されることになる。
(つづく)
◆箱根駅伝それぞれの戦略。神奈川大は1区、2区で早々に勝負をかける>>
6 / 6