【月報・青学陸上部】原晋監督が勝利宣言
「全日本駅伝、うちが独走するよ」 (6ページ目)
「そうですね。出雲は悔しくて情けない思いをしたんで、次こそという気持ちはあります。ただ、いまは体が重いんで、レース当日までにどのくらい疲れが取れるか、ですね。でも、まぁ期待しててください」
下田は出雲のリベンジを果たす覚悟だ。
3日間のショートキャンプを無事に終えた原監督は非常に強気だ。
「全日本、うちは独走するよ」
全日本は昨年、東洋大に敗れ、惜しくも逃したタイトルだ。今回、勝てば初の全日本制覇となり、「3冠達成」という目標が見えてくる。強気の「独走宣言」だが、その理由はどこにあるのだろうか。
「全日本でキーになるのは1区、2区、4区、8区のアンカー。うちのアンカーは一色で決まっているし、大事な3区間には田村和、下田、いま絶好調の安藤を置ける。この4区間にこれだけ強い選手を置ける大学はないんですよ。
東海大はたしかにタイムがいい選手が多い。鬼塚(翔太)くんや関くんらいい選手がいるけど、出雲よりも距離が長いし、みんな1年生、若いからね。山梨学院大もスピード系が多いから距離が長くなると難しい。東洋大も昨年ほどの選手が揃っていない。
他大学は区間割で、うちをマークして考えてくるけど、うちは相手のことを気にしないです。主要4区間にエースを置き、あとはつなぎ区間をどう組み合わせていくかだけですね」
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