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リオ五輪陸上で最もメダル有望。「競歩トリオ」が語るチーム日本の戦略 (6ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 梁川剛●写真 photo by Yanagawa Go

谷井 去年の世界選手権も後ろに荒井がいたので心強かったんです。もし自分がダメでも荒井がいてくれるって。やっぱり自分が勝ちたいのが一番だけど、ダメだったら「頼むよ」という感じですね。それで3人で入賞したら、みんなで喜べるから最高ですよ。

荒井 誰かがメダルを獲るのが最高だけど、チーム力は見せられますからね。

森岡 全員入賞なら、僕は8位でも満足ですね。持ちタイムは3時間40分台の2人よりも遅いけど、40分切りのペースで40km以上歩いた経験があるので、ハイペースでも無理ではないと思うし。

谷井 強い選手が揃うので厳しい状況にはなると思うけど、みんながみんな100%の状態でリオ五輪を迎えられるわけではないし、50kmは何が起きるかわからない種目だから、チャンスがあればしっかりメダルを狙えるように準備をして臨みたいですね。

 個人戦の競技ながらも、ともに練習に励む仲間を信じてメダル獲得へと確実に歩みを進める3人は、リオ五輪での活躍を誓った。

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