【箱根駅伝】上武大・花田勝彦監督「シード権獲得へ、かつてない手応え」 (4ページ目)

  • 加藤康博●取材・文 text by Kato Yasuhiro  村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

 他の有力選手では前回5区を走った森田清貴(3年)は今回も山上りが濃厚。前回3区の坂本佳太(2年)、同9区の山岸塁(4年)も主力として名を連ねる。この3名も例年であればエースと呼べるだけの力を備えており、上位陣のレベルアップは確実に進んだ。彼らがチームの牽引力となる。

「この主力選手たちがチームにどこまで勢いを与えてくれるかがカギになります。未知数な部分もありますが、同時に私は可能性も感じているんです」

 彼らへの期待からか、花田監督の言葉も自然と熱を帯びる。
(つづく)


【profile】
花田勝彦(はなだ・かつひこ)
1971年6月12日生まれ
彦根東高校(滋賀)-早稲田大学-エスビー食品。早大3年時に箱根駅伝の総合優勝を経験。10000m代表として1996年アトランタ、2000年シドニーの2回のオリンピック出場。2004年1月に引退、同年春に上武大准教授就任と同時に、同大駅伝部監督として指導を開始。2009年第85回大会で上武大を初出場に導き、今年度まで8年連続8回の出場。また全日本大学駅伝にも3度出場している。

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