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競輪・石原颯が2年連続S級最多勝獲得、GⅢ初優勝で、GⅠ上位進出の兆し 上昇のきっかけとなった寺崎浩平からの助言も明かす (4ページ目)

  • 加藤康博●文 text by Yasuhiro Kato

 競輪の面白さはやはりラインにあると話す。自力選手として先行するなか、ラインを組むすべての選手に勝てるチャンスを作るのが務めだ。最終周回のバックストレッチライン(ゴール線の反対側の直線上に引かれた線)を先頭で通過することを競輪界では「バックを取る」というが、そこにこだわりを持つ。

「バックを取れれば最後に大きく失速しない限り、ラインで上位を取ることができますから」

 それこそが、ファンの期待に応えることだと考えている。

 今年はGⅠの決勝も明確に見据える。そしてまだ成長過程の26歳が目指すのは、太く長くの競輪人生だ。グランプリに出場した9人しか到達できないS級S班を目指し、またS級上位で長く活躍することを目標としている。それは飽きっぽい性格の石原が、競輪を天職として見出したからにほかならない。

 颯という名の通り、風のように颯爽と。そして自力選手として風をも切り裂き、ゴールライン目指して突き進む。これからの競輪界に旋風を巻き起こすべく、ひたすら脚を磨き続ける。

【Profile】
石原颯(いしはら・はやて)
1999年12月4日生まれ、香川県出身。中学・高校と陸上競技に励み、高校卒業後に日本競輪選手養成所に入所。2020年5月にデビューし、翌2021年にはS級に昇級するとともに、GⅠオールスター競輪にも出場を果たす。その後もコンスタントにビッグレースに出場し、2026年2月には通算200勝を達成した。

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