【カーリング】新たな目標に向かって再び歩み始めたロコ・ソラーレ 彼女たちの挑戦はまだ終わらない
カーリングのパンコンチネンタル選手権(PCCC)がアメリカ・ミネソタ州で行なわれた。2023年大会以来2年ぶりに出場した日本代表のロコ・ソラーレは、ラウンドロビン(総当たりの予選リーグ)を4勝3敗の5位に終わった。
初戦で強国カナダから白星を奪うなど地力の高さは見せたものの、中国、アメリカ、韓国には競り負けた。もちろん、相手は各国代表の難敵ばかりだが、彼女たちの実績と技術からすれば、プレーオフ進出は決して高望みではなかっただろう。
それでも、来年3月に行なわれる世界選手権(カナダ・カルガリー)の日本の出場権は獲得した。9月に行なわれた日本代表決定戦で惜敗し、3大会連続の五輪出場の道が途絶えたが、PCCCに臨む前、スキップの藤澤五月は「(代表決定戦敗戦から)すぐ立ち直れたかというと、そんなに簡単なものではなかった」と振り返りながらも、「私たちにはまだ、世界選手権へのチャンスがある」と前を向いていた。そして今回、その最低限のタスクはクリアした。
次に見据えるのは、世界選手権優勝――これが、ロコ・ソラーレの新たな目標だ。
ロコ・ソラーレの藤澤五月。新たな目標に向かって再スタートをきったこの記事に関連する写真を見る まずは日本の出場枠を確保し、次は国内選考となる。昨年JCA(日本カーリング協会)から出された『2025-26シーズンの世界選手権大会日本代表選考方法および日本選手権開催時期について』というリリースでは、2026年の世界選手権代表チームは「2026年1月28日までに終了する2025-26シーズンのワールドカーリングチームランキング(WTR)の対象となる大会で獲得したポイントのうち、上位8大会分のポイントの合計値で順位付けをした最上位チームとする」と発表された。
「上位8大会分のポイント」といったやや曖昧な文言ではあるものの、おおよそ2026年1月28日時点における世界ランキング最上位チームという解釈で問題はなさそうだ。
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