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競輪・郡司浩平「もう親子じゃない」の言葉で決意し競輪界へ S級S班からの陥落&再昇格で芽生えた新境地も語る (4ページ目)

  • 加藤康博●文 text by Kato Yasuhiro

「自分自身がグランプリを獲った瞬間の景色を見たいという思いもありますし、応援してくれたり、お世話になった方たちにその景色を見せたいとも思っています。過去2回も自分のなかでは優勝まで遠く感じたので、もっとやらないといけないことはあります。その練習は苦しいですし、キツいことのほうが圧倒的に多いでしょうが、勝ったときの喜びを考えれば、その苦しさは苦しさに感じないはずです」

 努力することは当然のこと。これまで同様、それを淡々とこなしていくだけだと話す。郡司はこれからも悔いのない毎日を過ごし、自然体で高みを目指し続ける。

【Profile】
郡司浩平(ぐんじ・こうへい)
1990年9月4日生まれ、神奈川県出身。幼き頃から野球に励み、小学生時代には全国リトルリーグ野球大会で優勝。高校まで野球に打ち込んだあと、競輪選手を目指す。競輪学校(現日本競輪選手養成所)を経て、2011年にデビュー。2年後(2013年)にはS級に昇級するなど順調に成長し、2020年には競輪祭でGI初優勝を飾る。同年から4年連続で最高ランク(上位9選手)のS級S班に所属。一時陥落するも、翌年には復帰した。KEIRINグランプリには過去5回出場している。

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