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カー娘だけじゃない。男子日本代表、
コンサドーレがアジアの頂点に (2ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・文 text&photo by Takeda Soichiro


PACCで優勝を飾ったコンサドーレPACCで優勝を飾ったコンサドーレ「ギリギリの戦いのなかで、欲しいときに欲しい場所に、みんながストーンを運んでくれた」

 松村は、勝負強さを見せたチームメイトにそう感謝した。

 特に、セカンドの谷田がキーショットで幾度も見せたスイープは出色だった。各ショットで投げ手がストーンをリリースするや、素早くウエイトジャッジを下し、短ければ力強いスイープを何度も繰り返して、ストーンを適切な場所まで伸ばした。

 谷田の一連のプレーが、スキップ・松村のフィニッシュに余裕をもたらすという好循環をも生んで、日本代表としては2年ぶり、コンサドーレとしては初のアジア制覇に導いた。

「世界で戦えるチームを作るために、ストーンを少しでもいい位置に運べるよう、常に考えている。ミスが出るのは仕方がないんですけど、同じミスでも、しても大丈夫なミスと、絶対にしてはいけないミスを想定しながら、チームメイトときちんとコミュニケーションを取ってプレーしています」(谷田)

 そう語る、若き功労者は24歳。今大会はジュニア以外では初めて日の丸を背負ってのプレーとなったが、「(日本代表としての)自覚と責任は持っているつもりですが、重圧はない」と断言。さらに、「アイスの中では年齢は関係ない。遠慮せずにプレーしています」とも言い、難しいシチュエーションでも物怖じせずに、チームメイトに自分の意見を伝える姿が目立った。

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