「氷上のビーナス」は体重減で引退を実感。
スマイルジャパン、エースの16年 (5ページ目)
ロシアではアイスホッケーが人気で、試合会場もいままで経験したことのない空気感に包まれていました。平昌に比べても規模が大きったような記憶があり、『ロシア! ロシア!』という地元ファンの大声援はいまも耳に残っています。試合についていえば、みんな初めての五輪でフワフワした気持ちで入ってしまった部分があったと思います。それに比べると、平昌では多くの選手が1度五輪を経験していたこともあって、緊張もそれほどなく、試合に向けていい形で集中できていたと思います」
――今後、何かやってみたいことなどがあれば聞かせてください。
「基本はお仕事を続けながら、今後もアイスホッケーに関わっていけたらと思っています。ただ、何をやるにもちゃんとやりたくて、たとえばコーチをやるにしても勉強が必要だと思っています。解説なども興味があって、チャンスがあればやってみたい。ただ、それも勉強が必要ですし、アイスホッケーの放送は4年に1度、五輪のときくらいしかないのですが......(苦笑)」
――メディアに取り上げられることも多かったですが、やはりマイナー感の強いアイスホッケーを広めたいという思いは強いですか?
「オリンピアンのイベントなどに参加させてもらう予定もありますし、外からアイスホッケーを広められたらと思っています。子どもが好きなので、教室などで話をするのもいいですし、少しでも多くの人がアイスホッケーに興味を持ってくれるような活動ができたら、と。
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