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素顔のアイスホッケー娘たちを、
平昌に8名を送り出す指導者が語る (4ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao フォート・キシモト●写真 photo by PHOTO KISHIMOTO

 性格的には対照的で、姉の亜矢可は過去に病気を乗り越えたことで(2010年にバセドー病を患う)、精神的にも強く、しっかり者。一方の秦留可は、お姉ちゃんを頼りにのびのびマイペースでやっています(笑)」

――前回大会に続き出場するFW足立友里恵選手(32)は"美人選手"としてメディアに取り上げられることもありました。

「私も、なるべく取材は受けるようにと言っていました(笑)。以前はおとなしい面もありましたが、いまはチーム(SEIBUプリンセスラビッツ)でキャプテンもやって、人間力が増したというか、だいぶ成長しました。

 最近の代表選手は、フルタイムで仕事を持っている選手は少なくなりましたが、彼女は普段、プリンスホテルでフルタイムで働きながら、アイスホッケーも懸命にやってきました。仕事も競技も全力でこなして日本代表にもなっていることを誇りに感じて、頑張ってほしい。

 結婚もしましたし、ひょっとすると彼女にとって今回の五輪は集大成的な意味合いもあるかもしれません。FWですが、献身的なプレーが売りで、守備での貢献力が高い選手です」

――FW中村亜実選手(30)は昨年2月の五輪最終予選で全3試合に出場し、2得点の活躍でした。

「中村は持ち前の明るさと元気な性格同様、プレーもポジティブでアグレッシブ。ゴール前での迫力もあります。昨年は少しケガがありましたが、12月くらいから徐々に調子が上がっています。もう少しよくなれば日本が得点を奪うのに大きく貢献できるポテンシャルを持っています。

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