素顔のアイスホッケー娘たちを、平昌に8名を送り出す指導者が語る
平昌五輪に2大会連続で出場するアイスホッケー女子日本代表"スマイルジャパン"。前回のソチ五輪は初めて予選を突破。自国開催だった1998年長野五輪以来4大会ぶり2度目の出場を果たしたが、1勝もできずに参加8チーム中、最下位に終わった(0勝5敗)。
あれから4年。海外遠征を増やすなど、世界トップとの差を詰める努力を重ねてきたチームは、昨年の予選ではソチで2敗している世界ランキング上位のドイツに競り勝ち、平昌への切符を手にした。
平昌でも格上との対戦が続くが、スマイルジャパンはどう戦うべきなのか。23人の代表チームに最多8人の選手を送り込んだ日本リーグの強豪SEIBUプリンセスラビッツの監督で、日本アイスホッケー連盟の強化部長も兼任する八反田孝行(はったんだたかゆき)氏に聞いた。
平昌五輪にそろって出場する床亜矢可(右)、秦留可の姉妹 ちなみに平昌五輪に出場するのは8チーム。そのうちアメリカ、カナダなど世界ランキング1位から4位の上位チームはグループAに属し、グループの順位に関わらず全チームに決勝トーナメントへの出場権が与えられている。
一方で、日本(世界ランキング9位)の属するグループBは、ランキング5位のスウェーデン、6位のスイス、開催国の韓国(ランキング22位。北朝鮮を含めた南北合同チームになる可能性もある)の4チームからなり、決勝トーナメントへ進出できる2枠を争うことになる。グループリーグを突破するためには、ランキング下位の韓国のほか、上位のスウェーデンもしくはスイスを上回る必要がある。
――平昌五輪で悲願の1勝、そして目標であるグループリーグを突破するために、どんな戦い方が必要になるでしょうか。
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