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美女ボーダー2人に聞いた
「平昌五輪、メダル獲得までの距離は? 」 (2ページ目)

  • 徳原 海●取材・写真・文 text&photo by Tokuhara kai
  • photo by BURTON(競技)

 2015年に史上最年少で世界選手権優勝を果たし、一躍注目を浴びた熊本出身の18歳はその後も着実に成長している。今大会も予選を4位で突破すると、決勝では66.6と思ったほど得点は伸びなかったものの、難度の高いルーティンを1本目からミスなく決め、持ち前のエアの高さも発揮。全体的にまずまずのパフォーマンスを披露しての5位フィニッシュとなった。しかしながら彼女自身、五輪で勝つためにはここからさらなるステップアップが必要と実感している。

スロープスタイル、新設のビッグエアと2種目でメダル獲得を目指す鬼塚雅スロープスタイル、新設のビッグエアと2種目でメダル獲得を目指す鬼塚雅「小さい頃にUSオープンやX GAMESに出たいと思ってプロを目指しましたが、五輪もやはり大切な存在。前回ソチに出られると思っていたのに出られなくて、だからその分、平昌にかける思いは自分の中でも強いです。ただ、周りの女子ライダーたちのレベルがぐんぐん上がってきていますし、平昌で勝つためには今年の4月、5月で2段階くらいレベルアップしなくてはいけないと思っています。正直、今の自分は『頑張って3位』の選手。1位を取れる技を持っていないので、この春に開花させないと。詳しい内容は秘密ですけど(笑)。勝てるルーティンを身につけられるように練習のプランを立てています。4月は国内で、5月はもしかしたらスイスのナショナルチームの合宿に参加させてもらうかもしれません」

 USオープンを制したアンナ・ガッサー(オーストリア)、2位のジェイミー・アンダーソン(アメリカ)は、現在のスローブスタイルにおける絶対的な2強で、間違いなく五輪でも鬼塚の前に立ちはだかる存在。そして、今大会は予選敗退となったが、1月のX GAMESで大技「CABダブルコーク1080」を女子で初めて決めてビッグエア種目を制した16歳のヘイリー・ラングランド(アメリカ)もまた、ライバルになってくるだろう。

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