被災地の「いま」を感じるために。3回目の「ツール・ド・東北」 (4ページ目)
「仮設住宅に住んでいる人たちが沿道で、『私たちのことを応援してくださってありがとうございます。今日は頑張ってください』と声をかけてくれた。応援のために参加したのに、逆に応援をいただいて胸が熱くなりました」と、岩手県から参加した23歳の女性。
主催するヤフーの宮坂学社長は、「10年以上の継続性をもってこのイベントに取り組んでいく」と、同社としてのバックアップを約束している。もちろん、年に一度のイベントを待たなくても、分解して袋に詰めれば意外と簡単に自転車とともに東北地方を訪れることができるので、ひとりでサイクリングしてみるのもいい。
「応援に来たつもりが応援されていた」。復興支援と固く考えることなく行ってみるのもいい。自分自身も見つめ直す機会になるような東北サイクリングなのだった。
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