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【ミラノオリンピック】千葉百音「いけるところまでいってやろう」 メダル獲得へのカギは「落ち着き」マインド (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Yoshiyuki Komiya

【いけるところまでいってやろう】

 SPは74.00点で4位につけた。ペトロシアンを超え、首位の中井とは約5ポイント差で、メダル圏内と言えるだろう。"楽しむ"という境地に入った彼女は強い。

「今日は自分の出番になった時には、楽しもうっていう感覚が戻ってきていました。初めてのオリンピックで最終滑走なんて、かなり強烈な感じですが、この先の人生でないかもしれないって思ったら、『だったら楽しんでやろう!』って思うことができたんです」

 2月19日、千葉はフリーを最終グループで戦う。何が起こるかわからない。雌雄を決する戦いだ。

「男子、ペアと観戦して、ショートからフリーで順位の入れ替わりがあるのを見ている。自分がどこまでいけるかわからないですけど、いけるところまでやってやろうっていう強い気持ちでいます。これまで練習してきたことを出しきれるように。(フリーまで)1日空くので、そこで落ち着きを確認できたらって思っています」

 千葉は決意を込めるように言った。フリーは再びロマンスソング『ロミオとジュリエット』だ。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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