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りくりゅうは初の五輪金メダルへ「いろいろテストしている」三浦璃来・木原龍一がGPファイナル制覇 (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【最後のリフトでガッツポーズ】

 翌12月5日のフリー。SPで大きなミスをしたハーゼ/ボロディンはうっぷんを晴らすような完璧な演技をし、自己ベストを更新して合計221.25点にしてきた。さらにコンティ/マチーもSPに続くノーミスの演技で自己最高得点をマークし、合計223.28点。三浦と木原にプレッシャーをかけてきた。

 りくりゅうは、得点源である3回転トーループからの3連続ジャンプで、木原に手をつくミスが出て減点。それでも、リフトとスロー3回転フリップは着実に決め、中盤のデススパイラルが終わった瞬間には三浦の顔に笑みが浮かんだ。

 三浦はそれについて、「正面を向きたかったけど、回り過ぎてどこが正面かわからなくなっちゃって。本当はふたりで同じ方向を向くんですけど、(木原)龍一くんの顔が見えたのでやばいと思って。その笑顔です」と説明する。

 そこからは力強さとスピード感のある滑り。三浦がスロー3回転ループの着氷を乱したが大きなミスにすることなく耐え、フィニッシュは木原に差し上げられたリフトの上で拳をにぎった。

「北京五輪以降はノーミスという演技が出ていなかった。今回もちょこちょこミスはあったけど、ストップ&ゴーはなく最後までやりきれたかな、というガッツポーズでした」と三浦は笑顔を見せる。

 ジャンプのミスがあったため逃げ切りの優勝は危ういかとも思われたが、フリーの得点は昨季の世界国別対抗戦で出した自己ベストを上回る147.89点。合計225.21点で、3年ぶりの優勝を果たした。

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