ワンピース・オン・アイスで「サンジがサンジすぎる」話題の島田高志郎が作品への愛を語る (2ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【ワンピースは「語り出したら時間が足りない」】

ーーキャストのなかでも1、2を争う『ワンピース』好きだと伺っています。『ワンピース』のどんなところが好きですか?

 いやぁ語り出したらちょっと時間が足りないんですけど(笑)。「前半の海」と「後半の海」で分けさせていただくと、前半ではただただルフィの冒険に連れて行ってもらっているような感覚。この島ではこういうことがあって、別の島ではこういうことがあって、とシリアスなストーリーから感動する話までたくさんあるなかで冒険の一部を見ている感覚でした。

 後半では、麦わらの一味から広がる世界の動き方がすごく注目されていると思います。そこも目が離せないですし、毎週『(週刊少年)ジャンプ』を購読して追っています。『ジャンプ』と単行本は全部読んでいます!

「サンジすぎる」と好評を得ている photo by OPOI 2023「サンジすぎる」と好評を得ている photo by OPOI 2023この記事に関連する写真を見るーー好きなエピソードは?

 難しいなぁ! やっぱりエニエス・ロビー編は心を動かされましたし、泣いたのはチョッパーとDr.ヒルルクの別れの冬島編やアラバスタ編。あと頂上戦争も。ガープがエースに「なぜわしの言うとおりに生きなんだ!!!」というシーンがめっちゃ好きで、泣いちゃいます。最近だと、コラソンさんとトラファルガー・ローの物語も大好き。

ーー今回のアイスショーでは本郷理華さんが演じるMr.2 ボン・クレーとのバトルシーンもありました。サンジの華麗な足技とスケートの融合を魅せるために気をつけていたことがあれば教えてください。

 もちろん蹴り技に焦点をあてましたし、自分自身の技ではなくサンジだったらどう蹴るかなということを振り付けの宮本先生とたくさん話しました。ボン(・クレー)ちゃんが技を出している最中の動きは自分で「サンジだったらどういう反応をするかな」と考えながらやっていました。

 全編とおしてシリアスな話ではあるんですけど、ボンちゃんとのシーンはちょっとおもしろいというか(笑)。ボンちゃんのキャラクターから生まれる戦いは原作の読者の方々もいいなと思っているところだと思うので、そこをおもしろく、カッコよく演じることをテーマにやっていました。

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